医者が注意を促す

毎日のように出るのに、なぜ固い?

便秘というわけじゃない。排便はあり残便感もない。

でも便が固くで出せない(>_<)

そんな硬便を放っておくと、トイレで痛みや切れ痔で出血するケースもあります。

今回の授業内容は 『便が固い時の対策』

なぜか便が固くて出しにくい理由を一緒に確認していきませんか?

ウンチが固い理由!硬便のときに考えられる2つの原因

トイレで粘っても出てくれない

まず、なぜ便が固くなるのか?

その原因について考えていきます。

(ここではあくまで排便は毎日の様にあること前提とした原因です。)

まず考えられるのが体内の水分不足

体の中に水分量が少ないので腸が便から水分を摂りすぎて固くなってる状態ですね。

コーヒーやお茶をガブガブ飲んでも利尿作用があるのでトイレ(小)の回数が増えるだけ。

…それで水分不足っていうのが僕の原因でした。

水分をただ摂ればいいだけじゃなく「何をいつ飲むか?」も大事なんだと痛感。

次に考えられるのは食物繊維の摂りすぎ(もしくは食べ過ぎ)です。

一般的に食物繊維は便秘の改善に効果があるとされています。

もちろん、その通りなのですが間違った食べ方をすると硬便の原因となります。

そもそも食物繊維には便のカサを増やす不溶性と便を柔らかくする水溶性の2種類があります。

この内、不溶性ばかり食べてると便の量だけが増えていくので排便時の肛門の負担となってしまう。

出始めが大きすぎたり固くて、なかなか出ない時はコレを疑いましょう。

僕の場合はお菓子として食べてたものに食物繊維が多く含まれていました。

(糖質オフのお菓子です)

それを食べ過ぎたこともあり肛門で詰まることが多くなったんだと思います。

このお菓子を食べなくして水溶性食物繊維を摂取するようにすると硬さもある程度は軽減されました。

なので毎日出るのに固い時は、まず水分不足と食物繊維の摂りすぎ。

この2つが当てはまってないかチェックした方がいいですよ(^^)

ウンコが固いときの注意点!出始めが固いときトイレで気を付けること

医師が注意事項を話す

次は注意点について。

排便時の便が固いといろんな不具合が出てきます。

その中で特に要注意なのが便が固くなることで切れ痔のリスクが高くなること。

これが本当に厄介…

便が固い、それだけで少しのキッカケで肛門が切れてしまいます。

そして一度切れた後も翌日に硬い便が出るので、何度も切れる、悪化する、治りにくい(:_;)

ボラギノールなどの注入軟膏を使っても仕事や日常生活に支障が出てきます。

切れ痔リスクを減らす為にしたいのは、先ほど言った硬便の原因となる水分不足と不溶性食物繊維の摂りすぎを避けること。

そしてトイレでは絶対に力まない。

時間に余裕がある時にトイレに行ってゆっくりゆっくり出すようにします。

出したり引っ込めたりを繰り返して少しずつ肛門を広げていけば切れ痔にならずに排便が可能。

力まない急がない

これをモットーに(>_<)

『出そうで出ない』時の緊急の対応としては別の記事で詳しく話しています。

記事:緊急!便が硬くて『詰まって出ない』ときの解消法

便が硬いときに!解消するために試したいこと

お腹をさする男性

最後に硬便自体を解消する方法です。

これはもちろん個人差があると思いますが僕が試してよかったのは硬水を飲むことでした。

硬水とはマグネシウムやカルシウムが比較的たくさん含まれている水のこと。

このマグネシウムという成分が実は便自体を柔らかくしてくれる作用があるのです。

サプリや漢方に頼る前にまず水を変えてみる方が手軽ですよね?

しかも、この硬水はドラックストアや総合スーパーで売ってるので手に入れるのも簡単なんです。

そうやって販売されてる中のミネラルウォーターで成分をチェック。

マグネシウムが多く含まれている商品から 順番に試していくと効率が良いですよ。

少し味はクセがありますがそこは我慢してください(笑)

ちなみに僕は硬水300mlくらいを1日に何回も分けて飲むと効果が出やすかったです。

(これ以上の量を一気に飲むと下痢になりました。。)

もし硬水を飲んでも効果が薄い場合は便を柔らかくする別の方法を試して見るといいかもしれません。

記事:カチコチ便が適度に柔らかくなる3つの方法

では今回の授業の復習を(^^)/

【テーマは硬便の注意点と解消法】

■ 硬便の原因

  1. 水分不足(カフェインは控える)
  2. 不溶性食物繊維の摂りすぎ

■ トイレでの注意点

  • 切れ痔のリスクが高まる
  • 力まない、急がない、ゆっくり出す

■ 硬便の解決方法

  • まずは硬水を試す
  • 1日に何回も分けて飲む

胃腸科や肛門科の医師に薬を処方してもらう方法もあります。

ただ薬よりもまずは自力で改善を目指した方が良いと僕は思っています。

その為の方法として今回の授業内容を役立てて頂けると嬉しいです(^^)